事業内容と研究開発Business content
お客様の大切なプロジェクトを円滑に進めるベストソリューションを提供いたします。
有機合成技術
エーピーアイコーポレーションは有機合成技術を基盤として、優に50を超える医薬原薬・医薬中間体を製造、供給してきた実績を背景に、お客様のご期待・ご要望を満足するコスト、品質を提供して参りました。ブチルリチウムを初めとする有機金属化合物などの発火性のある物質やシアン化ナトリウムなどの毒性の高い物質など、取り扱いの難しい助剤を使用した反応のスケールアップに取り組み成功しています。
これまで培ってきた技術力を土台に、お客様の大切なプロジェクトを円滑に進めるベストソリューションを提供いたします。
超低温反応
パイロット設備から商用設備まで、幅広いニーズにお応えいたします。
パイロット設備
SUS316 300L、500L
補助翼付アンカー翼
ジャケット -50℃ ~ 120℃
コイル 液体窒素 -196℃
商用設備
SUS316L、HC22 3m3~10m3
フルゾーン翼他
ジャケット -50℃ ~ 50℃
コイル 液体窒素 -196℃
バイオ技術
酵素法によるケトンの不斉還元の工業化に成功して以来、当社のバイオ技術は光学活性アルコールの製造など様々なプロセスに用いられています。適切な酵素の選定により、多種多様な製品に対して選択性が高く、コスト競争力のある製法をご提案します。
① スタチン系医薬品側鎖
酵素法によるカルボニル還元反応で光学純度の高いCHE(4-クロロ-3(S)-ヒドロキシブタン酸エチル)の製造技術を確立しました。本技術は当時の優秀な金属触媒による選択性を凌駕し、顧客ニーズに応える製品提供を可能としました。
② 嵩高い基質に対する還元反応
スタチン系医薬品のいくつかは側鎖にジヒドロキシカルボン酸骨格を有しています。当社は、このプロキラルなジケトを同時制御し得る還元酵素の探索にトライし、分子量300以上の嵩高い基質に対して高い選択性を示す酵素の取得に成功しております。
③ 非天然型アミノ酸
医薬中間体(1R,2S)-Ethyl 1-amino-2-vinylcyclopropanecarboxylate hemisulfate(VCPA)では、酵素触媒による位置選択的な加水分解反応と、立体制御的なCurtius転位反応を組み合わせた融合プロセスで、2か所の不斉炭素を高度に制御する製造技術を確立しました。弊社では本技術を用いたトンスケールでの製造に成功しています。